Gamble

 

 

Once upon a time,

まだパチンコ店経営者が我が世の春を謳歌していたCR機導入前、プリペイドカードなども勿論存在しない時代・・・一発台などというものにDeepな博打依存症の大群がジャブジャブとお金を浪費していたものだ。サラリーマン生活に嫌気がさし、東北の田舎町でパチンコ店を新規旗揚げした。その頃はまさか10年後、もっぱら玉を出したい時にきっちりと大放出する天性の腕を買われハンマー片手に釘調整を生業とし全国行脚の旅に出ることなど到底予想だにしなかった。これらの手記は5年にわたる釘師としてその時々のパチンコ店での黒子として遭遇した出来事を店舗アドバイザーの立場からパチンコ経営者向けサイトに掲載していた記録である。年代としては2001年代〜2006年であり、未だ一円で貸玉をする店舗など存在せず、今となっては釘調整の優劣による資金配分の工夫次第で高収益且つ地域Top店舗の座を狙えた最後の時代となってしまった。